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排除ではなく共有する事ー風の時代の真意ー

こんばんは。
星読みリーダーhiromiです。
 
 
今日は立春
節の変わり目ですね。
 
 
節を分ける節分、
豆まきと鬼について
改めて思いを馳せてしまいました。
 
 
 
 
昨年大ヒットしたアニメ「鬼滅の刃」
 
 
物語は鬼を退治していく勧善懲悪もの、
と思いきや、少し今までのものとは違うんですね。
 
ストーリーは
鬼の親分が心に深い闇を抱えた人間を襲い、
噛まれた(鬼の血を入れる)人は鬼となり
人を襲い人肉を喰らいます。
 
 
鬼は不死なのですが
日の光を浴びると死んでしまうので
昼間は身を潜め夜になると出没するのです。
 
 
永遠に闇の中で
飽くことのない絶望や怒りを膨らませ
 
 
鬼たちは世を恨み人を襲って
絶大な悪鬼と化していく。
 
 
そんな鬼を退治できる唯一の武器が
太陽のエネルギーを宿した「日輪刀」
 
 
「日輪刀」で切られて鬼たちは
人間だった頃のほんとうは幸せだった
記憶を思い出して光へと戻って行く。。。
 
 
そんなストーリーだったと思います。
 
 
「日輪刀」の太陽の光が
闇の中で消えかかっていた
わずかな光を再び輝かせるんですね✨
 
 
 
善と悪
正義(正しい)と不義(間違い)
勝と負
 
 
これまでの世の中は
対峙していた一方を否定して
排除しようとしてきました。
 
 
誰にだって
悲しみや、怒り、妬む気持ちなど
見えないところに在るだろうに、、、
 
 
 
そう考えると
誰の中にも鬼はいるといえます。
 
 
このアニメは
人間の心には光(信じる心)と闇(疑う心)が存在し
共存していくバランスの大切さを描いているように感じました。
 
 
ネガティヴな気持ち(鬼)を経験したから
やさしさを知ることができる。
 
 
 
世の中の流れが、人の意識が
こういった作品にも現れるようになりましたね。
 
 
「風の時代」は
自由に軽やかに生きる時代といわれています。
 
 
自由に生きるためには
ブレない芯と何かのせいにしない自己責任
排除ではなく共存することが大切ではないでしょうか。
 
 
世の中の流れを止めている
現状も然り。
 
 
共存するために
なにかに頼る前に
自分の身体を健強にすることに意識をシフトしたいですね。
 
 
 
今年の節分は
たくさんの子供たちが「鬼殺隊」に扮して
「日輪刀」を振るったことでしょう。
 
〝光へ環れ!〟そう言っていたら
もはや鬼退治ではないですね。
 
 
全国に伝わる鬼伝説も
鬼=悪 ではないものも数多くあるようです。
 
 
鬼に関するお話をシェアさせて頂きます。
 
 
 
 
 
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むか~し、むか~し。そのむかし。
この日の元の国を治めていたのは、決して争いはしないと、代々誓い続けてきた一族の長を中心とした。
まさに、和を以て貴しとなす。そんな一族たちでした。
 
そこへ、南の方からやってきた一族が、この島を俺たちに譲れ
さもなければ、血を見ることになるぞ!と脅したのです。
 
実は、日の元の国を治めていた一族も、南の方からやって来た一族も、同じ血を引く同族でしたが、南へ降った一族が、俺たちも同じ血族なのだから、俺たちにもこの国を治める権利があると言いはばかるのです。
 
話し合いで収まるような相手でもなく、この日の元の国を治めていた一族は、政権交代を受け入れたのでした。
決して争いはしない誓い、相手の血も、自分たちの血も流すことのない苦渋の決断。それしか無かったのです。
 
ただ、いつの日か、この国をもう一度わたしたちに返してくれるようにと頼みました。南からやって来た一族は承諾しました。
 
そして、いつになったら返してくれるか?と問えば、炒り豆から芽が出た時にと答えたのです。
 
炒った豆から、芽が出る筈もないのです。
 
それから、元々この国を治めていた一族は、日の陰、山の陰、森の奥へと追いやられ、いつの日か彼らは「鬼」と呼ばれるようになりました。
 
それから毎年、年の節目になると・・・
 
 「鬼は外、福は内」と叫んでは、「ほーれ、まだ炒り豆からは芽が出ていないぞ。お前たちの番はまだだぞ」と、鬼たちに炒り豆をぶつけて追い出すのでした。
 
なぜ、節目の節分に行うのかと言えば、新しい節目は流れが変わりやすいからです。なので、流れが変わらないようにと、この日に鬼を追い出します。
 
そういった事を知っている鬼に纏わる一族や地域は現存しており、この時期になると 「鬼も内、福も内」と叫ぶのです。
 
しかし、全国の日本人のほとんどはそんな事を知らないので「鬼は外」と叫びます。
凄い事なのです。日本中のほとんどがその言霊を発するのですから、まさにそれは、呪術なのです。
 
そろそろ、争いよりも、和を以て貴しとなす一族に、この日の元の国を返してもらっていい頃だと思います。
 
我が家では毎年「鬼も内 福も内」と叫んでいます。
 
鬼も福も、みんな仲良しが一番いいのです。
 
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